受講料) 12,000円
キャンパス名 )
大学名) 淑徳大学
教材費) テキスト:「校注徒然草」(和泉書院・稲田利徳編)本体価格1,200円(税込:1,260円)
曜日) 月曜日
期間)1月5日~3月23日
時間)15:15~16:45
回数) 6

講座名) 2014年度【A-244-2】
徒然草を読んで人生を感じる

講座詳細) 徒然草」と言うと、〈おじさんのための人生講座〉というキャッチフレーズで語られがちです。実際、「歌わせるとなかなか良い声で歌い、酒はたしなむ程度な どと言いながら、下戸ではないというのが、男として望ましい」とか「恋もできないカタ物では、いくらいい男でも物足りない。かと言って女に溺れることはな く、女からも手強い男だと思われるのが良い」などの箇所は、今でも通用する〈男の品格〉本と言えるでしょう。しかし、男女を問わず、現代でも通用しそうな 話もあれば、時代によるギャップがありすぎて笑える話もあります。江戸時代の、主として知識人おじさんに、とてもウケていた本です。その観点から、面白い 所はじっくり、退屈そうな所はさらっと読んでいきたいと思います。また、京都旅行をする時、旅の面白さが倍増するというオマケもあります。

講師名) 山田 喜美子(俳諧史研究家・俳文学会会員・中世文学会会員) 出 版社勤務ののちフリー・エディターとして、「東海道五十三次ハンドブック」「おくのほそ道ハンドブック」「決まり文句の辞典」等を企画編集。鶴見大学大学 院日本文学研究科に入学、説経・中世和歌・初期俳諧を研究、博士後期課程単位取得退学。俳諧史研究家・俳文学会会員・中世文学会会員。