大学名) 淑徳大学
キャンパス名 )
受講料) 10,000円
教材費)
曜日) 土曜日
期間)1月10日~3月14日
時間)13:15~14:45
回数) 5

講座名) 2014年度【A-221】
大乗起信論に学ぶ III

講座詳細) 本書の成立には古来より疑問が投げかけられ、インド成立なのか中国成立なのか未だ決着がついていません。にもかかわらず、本書の思想は中国仏教、日本仏教 に大きな影響を与えました。それほどに本書には人々を惹きつけるものがあったと考えられます。本書は大乗仏教の思想を体系的に捉え、簡潔でコンパクトにま とめ挙げられています。そして大乗仏教の代表的思想である如来蔵思想を基盤にして全体が貫かれています。そこに用いられている言葉は「衆生心」です。言い かえれば、私たちの心が本書のテーマになっています。この点が本書を魅力的に感じさせているのかもしれません。本講座では『大乗起信論』の重要な点を捉 え、その意義を考えていきたいと思います。

師名) 本多 隆仁(大正大学仏教学部教授) 大正大学大 学院博士課程修了後、智山教化研究所(現智山伝法院)研究員、大正大学綜合仏教研究所研究員を経て、現在、大正大学仏教学部教授。真言宗智山派薬王寺住職 (東京都大田区)。共著『論義の研究』、共著『真言密教を探る』。大乗起信論については、「大乗起信論における真生二門と如来蔵思想」などの研究がある。