110106 『源氏物語』「蛍」巻(物語論以降)から「常夏」巻(前半)までを読む

  • 大学名) 早稲田大学
  • キャンパス名) 早稲田校
  • 講師名) 陣野 英則(早稲田大学教授)
  • 期間) 04/11 ~ 06/20
  • 時間) 13:00~14:30
  • 曜日) 火曜日
  • 回数) 全10回
  • 定員 60名
  • 会員価格 受講料  ¥ 29,160
    ビジター価格 受講料  ¥ 33,534

目標

『源氏物語』の原文を丁寧に読み解くことを目標とします。たとえば、ある単語がなぜその箇所で用いられているのか、その必然性をじっくり考える、というような読み方を心がけるようにしたいとおもいます。

講義概要

現代語訳・概説書の類が多くある『源氏物語』ですから、この物語の世界のあらましをとらえることはある意味で容易です。しかし、できればその原文にもふれてみましょう。『源氏物語』の言葉が構築する世界のゆたかな拡がりは格別です。なるべくわかりやすい説明を心がけますので、初心者の方も遠慮されずにご参加ください。今学期は、「蛍」巻の終盤、「物語論」の段から「常夏」巻の前半まで読みすすめます。光源氏の養女玉鬘(たまかづら)をめぐる求婚譚は、四季のうつりかわりとともに新たな展開をみせてゆきます。また「物語論」は『源氏物語』の中の一場面でありながら、本居宣長の「もののあはれ」論との関わりも大きい上に、世界的に見ても先駆的な文学論として注目されるところです。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆教科書『古典セレクション 源氏物語(7)』の88・89ページ、「蛍」巻の梗概と作中人物の系図をあらかじめ見ておいてください。

テキスト・参考図書

テキスト 『古典セレクション 源氏物語(7)』(小学館)(ISBN:978-4093620871)

講師紹介

陣野 英則 早稲田大学教授 1965年福島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。平安時代文学を専攻。著書に『源氏物語の話声と表現世界』、『源氏物語論―女房・書かれた言葉・引用―』(ともに勉誠出版)、共編著に『王朝文学と東ユーラシア文化』(武蔵野書院)など。

会場地図

  • 早稲田大学エクステンションセンター・早稲田校
  • 東京都新宿区西早稲田1-6-1
  • 東京メトロ 東西線 早稲田駅

問い合わせ先

  • お問い合わせ先:早稲田大学エクステンションセンター
  • 住所:東京都新宿区西早稲田1-6-1
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  • 電話受付時間:9:30~17:00(日曜、祝日、休業日を除く)
  • メール:wuext@list.waseda.jp

 受講資格

  • どなたでも受講できます
  • 受講方法
    1、Webよりお申し込み
    2、お電話でお申し込み
    3、当センター窓口にてお申し込み
    (但しeラーニングはWebのみからのお申し込みとなります。)
  • 入学金など初期費用
    入会金 8,000円(税込)