大学名) 淑徳大学
キャンパス名 )
教材費) 受講料:1,000円
曜日) 土曜日
期間)12月6日
時間)15:15~16:45
回数) 1

講座名) 2014年度【T-208】
赤ん坊のこころの発達―自分の手をじ-っと見つめる赤ん坊― 淑徳大学長谷川仏教文化研究所共催 豊島区・豊島新聞社後援

講座詳細) 淑徳大学創立者・長谷川良信(1890~1966)は、1962(昭和37)年、「三心具足と言うこと」と題する文章で「至誠(しじょう)心(しん)」に ついて、それは「詩人ワーズウォースなどが言っているナイーヴな心でありましょう」と説明している。至誠心とは、生まれたばかりの赤ん坊に見られる純真無 垢な心のことで、我々おとなのでは、「平生はかくされているにしても、本質的には心の奥底に光っているもの」であるというのである。それでは、その「光っ ているもの」とは何か?この講座では、「心の奥底に光っているもの」を、赤ん坊の中に見つけ出したい。今回は、赤ん坊の「手」を取り上げる。赤ん坊は、新 生児期を過ぎた頃、自分の手に気づいて見つめる。初めは、ちらっと見つめる。やがて、「なんだろう?」といった、まじめな表情で、じーっと見つめる。この 不思議なできごとは、こころの発達の原点の一つである。私(=講師)にとっては、乳児院の心理技術員となって以来の課題であるけれども、乳児福祉・乳児保 育の現場の方々のみならず、こころの問題に関心を持つ方々に参加してほしい。

講師名) 金子 保(淑徳大学名誉教授) 1941(昭和 16)年生まれ。淑徳大学名誉教授。慶應義塾大学商学部卒、同大学大学院社会学研究科修士課程・博士課程修了。東京都立八王子乳児院心理技術員などを経 て、1979年に淑徳大学助教授・教授、この間、淑徳大学が仏教系大学であることから仏教に親しむようになる。近年は、仏教心理学の研究に取り組んでい る。
受講料) 1,000円