310412 西欧ルネサンス宴席絵画から探る食文化  王侯貴族・修道院・商工民そして農民の、食と食材と食卓儀礼の面白さ

  • 大学名) 早稲田大学
  • キャンパス名) 中野校
  • 講師名) 大原 千晴(食文化ヒストリアン、骨董銀器商)
  • 期間) 05/13 ~ 06/03
  • 時間) 10:30~12:00
  • 曜日) 土曜日
  • 回数) 全4回
  • 定員 24名
  • 会員価格 受講料  ¥ 11,664
    ビジター価格 受講料  ¥ 13,413

目標

・西欧ルネサンス期の宴席と食を描いた美術作品。これらを食文化史の視点から読み解きます。 ・「食」という根源的な要素は、ルネサンス期に、何がどう変化したのか。変化の背景は何かを理解します。 ・宴席奉行が仕切る貴族の館の徹夜宴席――多数の画像史料で、劇場化した当時の宴席に皆様をご案内。「飽食」と「断食」、「生」と「死」、二極併存ゆえにコントラスト鮮やかなる世界の奥を探ります。

講義概要

ルネサンス期イタリア諸侯の宮廷料理は、色鮮やかにしてスパイスを多用し、著名な料理人と料理書が次々と誕生した時代でした。贅沢かつ大規模な催しとなった宴席の背景には何があったのでしょうか? 宴席料理、食材、台所、食堂のインテリア、食器。徹夜の宴席で繰り広げられる歌と踊りと劇。本講座では、当時の風俗や聖書の物語を描いた絵画や美術品、様々な工芸品を画像でご紹介しながら、王侯貴族と枢機卿や修道院、都市住民と農民の食を比較し、彼らがどのような食材をいかに料理して、どう食べたのか? 名画の食卓に秘められた精神哲学に迫ります。 【主な講義内容】 諸侯饗宴/フィレンツェ商工民の食卓/キリスト教と食世界/食卓儀礼:宮廷と修道院/香辛料交易と秘められたイスラームの影響/興味深い医食同源思想/収穫期に踊る農民/カーニヴァル世界の重要性 他

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座では、美術作品を食文化史を語る「史料」として使用します。その意味では、美術史というよりも、描かれたイメージを文化人類学的な視点から多面的に読み解く面白さをご紹介する講座である、とご理解ください。

テキスト・参考図書

参考図書 『名画の食卓を読み解く』(大修館書店)(ISBN:978-4469250824) 『アンティークシルバー物語:銀器にまつわる、人々の知られざるストーリー』(主婦の友社)(ISBN:978-4072687543)※書店で入手しづらいため、ご希望の方には教室にて販売します。(税込2,100円)

講師紹介

大原 千晴 食文化ヒストリアン、骨董銀器商 1978年早稲田大学法学部卒業。西欧食文化史を、文化人類学・社会経済史的に、アナール学派的に、時にイコノロジー的に、広く深く多面的に読み解くことを旨としている。著書に『食卓のアンティークシルバー』(文化出版局)、『アンティークシルバー物語』(主婦の友社)、『名画の食卓を読み解く』(大修館書店)等。

会場地図

  • 早稲田大学エクステンションセンター・中野校
  • 東京都中野区中野4-22-3
    早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
  • JR・東京メトロ 東西線 中野駅

問い合わせ先

  • お問い合わせ先:早稲田大学エクステンションセンター
  • 住所:東京都新宿区西早稲田1-6-1
  • 電話番号:03-3208-2248
  • FAX番号:03-3205-0559
  • 電話受付時間:9:30~17:00(日曜、祝日、休業日を除く)
  • メール:wuext@list.waseda.jp

 受講資格

  • どなたでも受講できます
  • 受講方法
    1、Webよりお申し込み
    2、お電話でお申し込み
    3、当センター窓口にてお申し込み
    (但しeラーニングはWebのみからのお申し込みとなります。)
  • 入学金など初期費用
    入会金 8,000円(税込)