310301 アメリカ映画を読む ハリウッドはアメリカの社会問題をどう描いてきたか
- 大学名) 早稲田大学 キャンパス名) 中野校
- 講師名) 寺地 五一(東京経済大学元教員)
- 期間) 05/25 ~ 06/22
- 時間) 10:30~12:00
- 曜日) 木曜日
- 回数) 全5回
- 定員 30名
- 会員価格 受講料 ¥ 14,580
ビジター価格 受講料 ¥ 16,767
目標
・アメリカ映画を素材に、映像・作品の意味を主体的に読み取り、作品と能動的にかかわる楽しみを味わう。 ・アメリカ映画を通して、アメリカの社会・文化・歴史の一端に触れる。
講義概要
ハリウッドは大衆の夢や願望を映像化する夢工場であると同時に、社会が抱える問題にも敏感に反応して映画の題材としてきました。アメリカの社会で起こる大事件は何年か後には必ず映画化されると言っても過言ではありません。
2016年米大統領選挙は中傷合戦の末トランプ勝利という番狂わせで終わりましたが、これまでハリウッドは大統領選挙を題材にした映画をいくつも作ってきました。そこで、今回の大統領選を振り返りながら、1960年代以降の大統領選にからむいくつかの作品を観ることにします。さらに、いまの中東危機の直接的な原因となったイラク戦争や、リーマンショックで露わになった金融業界の内幕をハリウッドがどう描いたか、アメリカ史の汚点と言われる赤狩りがハリウッド作品にどう影を落としているかについて考え、ハリウッド映画史のなかにおける「社会問題映画」(social issue films)の系譜についても触れてみたいと思います。扱う作品が多いので、「ハリウッド『社会問題映画』の系譜&アメリカ大統領選挙」「イラク戦争」「金融問題」「ハリウッド赤狩り」の4つのテーマを5週にわたって考えます。
【講義でとりあげる映画作品】
『影なき狙撃者』(1962年) /『クライシス・オブ・アメリカ』(2004年、『影なき狙撃者』のリメイク)、『アメリカを斬る』(1969年)、『噂の真相/ワッグ・ザ・ドッグ』(1997年)、『ハートロッカー』(2008年)、『グリーン・ゾーン』(2010年)、『アメリカン・スナイパー』(2014年)、『ウォール街』(1987年)、『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』(2009年)、『ウォールストリート』(2010年)、『マージン・コール』(2011年)、『真昼の決闘』(1952年)、『スパルタカス』(1960年)、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2016年)
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆上記の映画を扱いますので、観たことのない作品を事前に見ておいていただけると、講義をより理解できると思います。
講師紹介
寺地 五一 東京経済大学元教員 1943年生まれ。東京外国語大学卒業後、同大学院修士課程修了。著書に『アメリカ一日一言』、訳書に『ノーム』、『去年を待ちながら』、『ウッドストック–1969年・夏の真実』、『マーシャン・インカ』、『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか–語り得ないものとの闘い』、雑誌連載「私たちはなぜ先住民族について考えなければいけないか」など。長年国際交流ボランティアを続ける。
会場地図
- 早稲田大学エクステンションセンター・中野校
- 東京都中野区中野4-22-3
早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階 - JR・東京メトロ 東西線 中野駅
問い合わせ先
- お問い合わせ先:早稲田大学エクステンションセンター
- 住所:東京都新宿区西早稲田1-6-1
- 電話番号:03-3208-2248
- FAX番号:03-3205-0559
- 電話受付時間:9:30~17:00(日曜、祝日、休業日を除く)
- メール:wuext@list.waseda.jp
受講資格
- どなたでも受講できます
- 受講方法
1、Webよりお申し込み
2、お電話でお申し込み
3、当センター窓口にてお申し込み
(但しeラーニングはWebのみからのお申し込みとなります。) - 入学金など初期費用
入会金 8,000円(税込)