310104 『枕草子』隠された魅力のすべて  張り巡らされた深慮遠謀も読み解く

  • 大学名) 早稲田大学
  • キャンパス名) 中野校
  • 講師名) 津島 知明(國學院大學講師)
  • 期間) 04/25 ~ 06/20
  • 時間) 12:30~14:00
  • 曜日) 火曜日
  • 回数) 全6回
  • 定員 30名
  • 会員価格 受講料  ¥ 17,496
    ビジター価格 受講料  ¥ 20,120

目標

『枕草子』の魅力を、徹底的に解き明かしていきます。

講義概要

『枕草子』全編を、一段一段読み進めていきます。『枕草子』は「気ままに書かれたエッセイ」のように思われていますが、実は様々な深慮遠謀も張り巡らされています。本講座では、章段の並べ方、何が描かれていて何が描かれていないのか、などに注目しつつ、『枕草子』の真髄に触れていけたらと思います。 『枕草子』は同時代の読者を想定して書かれています。彼らに自明の事実は書かれていません。それゆえ後世の読者には「わからない」ことも多いのです。にもかかわらず、私たちは『枕草子』が「わかった」気になっています。清少納言は「鋭い感性の持ち主だ」「でも自慢ばかりしている」等々のよくある作者評は、「わかりやすい」部分しか読んでいないことの裏返しでもあります。私たちは同時代読者にはなれません。だからこそ謙虚に(つまり簡単に「わかって」しまうことなく)、様々な読みの可能性を探るべきだと思います。 また授業の中で、折々くずし字を読み親しむ機会も作って行きます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆2016年度冬学期講座の続きですが、どこからはじめても問題はありません。今学期からのご受講も歓迎いたします。

テキスト・参考図書

テキスト 『新編 枕草子』(おうふう)(ISBN:978-4273035617)

講師紹介

津島 知明 國學院大學講師 1959年生まれ。國學院大學大学院単位取得満期退学。博士(文学)。國學院大學・青山学院大学・白百合女子大学ほか兼任講師。著書に『ウェイリーと読む枕草子』(鼎書房)、『動態としての枕草子』(おうふう)、『枕草子論究』(翰林書房)、編著に『新編枕草子』(おうふう)、『枕草子 創造と新生』(翰林書房)など。

会場地図

  • 早稲田大学エクステンションセンター・中野校
  • 東京都中野区中野4-22-3
    早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
  • JR・東京メトロ 東西線 中野駅

問い合わせ先

  • お問い合わせ先:早稲田大学エクステンションセンター
  • 住所:東京都新宿区西早稲田1-6-1
  • 電話番号:03-3208-2248
  • FAX番号:03-3205-0559
  • 電話受付時間:9:30~17:00(日曜、祝日、休業日を除く)
  • メール:wuext@list.waseda.jp

 受講資格

  • どなたでも受講できます
  • 受講方法
    1、Webよりお申し込み
    2、お電話でお申し込み
    3、当センター窓口にてお申し込み
    (但しeラーニングはWebのみからのお申し込みとなります。)
  • 入学金など初期費用
    入会金 8,000円(税込)