210220 日本外交史論 ヤルタ密約と日本・中国・ソ連
- 大学名) 早稲田大学
- キャンパス名) 八丁堀校
- 講師名) 三宅 正樹(明治大学名誉教授)
- 期間) 05/09 ~ 06/06
- 時間) 15:00~16:30
- 曜日) 火曜日
- 回数) 全5回
- 定員 40名
- 会員価格 受講料 ¥ 14,580
ビジター価格 受講料 ¥ 16,767
目標
・ヤルタ密約の対中国「先決五条件」の内容を明らかにする ・また同「先決五条件」が中国側をいかに失望落胆させたか、中国側がいかにスターリンに抗議したか、にもかかわらず中国側が何故譲歩せざるを得なかったかを明らかにする
講義概要
クリミア半島のヤルタで開催された米英ソの首脳会談の最終日1945年2月11日にローズヴェルト、チャーチル、スターリンの三首脳によってヤルタ密約が調印されました。ヤルタ密約はソ連の対日参戦とその代償を確定しました。日本の領土のうち千島列島と南樺太をソ連に与えることと並んで、外蒙古の現状維持、大連港の国際化と旅順港の租借権の回復、南満州鉄道の中ソによる共同運営などが明記されていました。ヤルタ密約による対ソ代償は日本での北方領土問題の起源となると同時に中国の主権に抵触するものでした。本講義では、以下の五項目についての講義によって、スターリンとモスクワ滞在中の蔣介石の長男蔣経国との対決を含めて、ヤルタ密約と日本、中国とのかかわりを明らかにします。
テキスト・参考図書
参考図書 『近代ユーラシア外交史論集:日露独中の接近と抗争』(千倉書房)(ISBN:978-4-8051-1063-8)
講師紹介
三宅 正樹 明治大学名誉教授 1934年仙台生まれ。京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。文学博士(京都大学)。ユーラシア外交史専攻。著書は『ユーラシア外交史研究』(河出書房新社)、『文明と時間』(東海大学出版会)、『スターリンの対日情報工作』(平凡社)、『近代ユーラシア外交史論集』(千倉書房)など。1985年から95年まで国際歴史学会理事。
会場地図
- 早稲田大学エクステンションセンター・八丁堀校
- 東京都中央区八丁堀3-17-9
京華スクエア3F - JR・東京メトロ 日比谷線 八丁堀駅
問い合わせ先
- お問い合わせ先:早稲田大学エクステンションセンター
- 住所:東京都新宿区西早稲田1-6-1
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- 電話受付時間:9:30~17:00(日曜、祝日、休業日を除く)
- メール:wuext@list.waseda.jp
受講資格
- どなたでも受講できます
- 受講方法
1、Webよりお申し込み
2、お電話でお申し込み
3、当センター窓口にてお申し込み
(但しeラーニングはWebのみからのお申し込みとなります。) - 入学金など初期費用
入会金 8,000円(税込)